2018年12月26日

第1回 大慶茶会 レビュー

平成30年10月14日(日)、尾道の浄土寺(小林暢善住職)に於いて、
大慶茶会が開催されました。大慶茶会は、年祝いや慶事を会員の
皆様と一緒にお祝いする事を目的に企画した茶会です。

第一回目は、尾道市、三原市で六〇有余年の永きに亘って産婦人科医として
貢献された難波幸一先生の卆寿を祝うお茶会です。天候にも恵まれ、
沢山のお客様が参加されました。

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重文「露滴庵」が濃茶席となりました。茶の湯歳時記同好会会員の
皆様の他、三原ロータリークラブの皆様など、地元の名士の方々、
沢山の参加者で賑わい、重文の中でのお祝いの茶会が大変喜ばれました。
ご家族の皆様がお点前をされ、お菓子を運び出されました。

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お席の床には、「廓然」の横幅が掛けられました。
「心が広々としていて、わだかまりなど何も無いこと」を表現した
達磨大師の言葉は、難波先生の心境そのもののように思われました。
花は酔芙蓉。お酒をこよなく愛される先生の為に、奥様が選ばれた花です。
お昼近くには、酔芙蓉も色付いてきました。お席でのご夫妻と
お客様との会話の中には、懐かしい思い出とともに人生を回想され、
とても和やかで、温かい雰囲気でいっぱいになりました。

薄茶席は方丈の間です。
こちらは難波先生の社中の皆様が担当されました。

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永く表千家流の茶道に専念されて来られ、お床には即中斎宗匠の一行書が
掛けられました。「一日清閑一日福」という文句は、卆寿を迎えた先生に
相応しい取り合わせとなりました。
方丈の間は、広々としてとても寛いだ雰囲気となりました。
お菓子は秋に相応しい吹き寄せです。

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庫裏が点心席になりました。
二段重のお祝い膳で、皆様にとても喜ばれました。

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参加者の言葉を頂戴いたしました。
「私はこれまで、色んなお祝いの席に出席してきましたが、
重文の茶室の中でのお祝いの席は初めてでした。とても心に残る一日でした。
本日はおめでとうございます。」




posted by etchuya at 09:53| 茶の湯歳時記同好会