2018年04月23日

第1回 極楽寺花まつり茶会 レビュー

4月1日(日)、ダルマのお寺で有名な三原の極楽寺(石井真誉住職)に於いて、
第1回目の「極楽寺花まつり茶会」が開催されました。
境内の桜も満開で、約120名の方がお出でになりました。天満祥典三原市長もご
来席下さり御祝いの言葉を頂きました。

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法要の後、ご本尊に対して供茶が行われました。

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4月8日はお釈迦様の生誕祭です。極楽寺の念仏会は今回で590回目となります。
住職による「お釈迦様と花まつり」と題した法話ではお釈迦様の一生について解りやすく
お話になられ、極楽寺の歴史についても知ることが出来ました。

お釈迦様は、シャーキャ族の王子として生まれ裕福に暮らしていましたが、
四門(東門…老人、南門…病人、西門…死者、北門…沙門)に会い、人間の四苦から
人々を救うことを願い29歳の時に出家、35歳の時に菩提樹の下で悟りを開きました。

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本堂では、花御堂に小さなお釈迦様像が祀られています。御堂はお釈迦様が生ま
れたルンビニ園を表現したものです。お釈迦様が生まれた時、九匹の龍が現れて
甘露の雨が降り注いだという言い伝えがあります。

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参加者の皆様は、この伝説に基づいて花御堂の中のお釈迦様に甘茶を注いで、
生誕を祝いました。参加者の皆様に甘茶が振る舞われ、とても有り難い甘茶席となりました。

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甘茶をかける玉壷会・難波幸一会長

法話の後、書院では薄茶席が始まりました。担当は、地元三原市の茶の湯歳時記
同好会会員表千家流です。書院の障子を開け、春爛漫の庭を見ながらのお席です。
時折、桜の花が風に吹かれて桜吹雪となって庭に降りてきます。お床の花入には、
席主がこの日の為に準備した見事な牡丹が入れられています。
お席の取合せもお釈迦様の生誕と、出家される姿などの仏教の物語に基づいた
世界観がとても上手に表現され、お客様方に大変喜ばれました。

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お客様の中に、茶会の日が還暦の誕生日と重なった方がおられました。
「とても素晴らしいお茶席で、私も生まれ変わったような気が致しました。
これからの人生に前向きな気持ちになりました。」という大変有り難い
お言葉を頂きました。

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点心は本堂と境内全域がお席になりました。縁側に毛氈を敷いて桜を眺めながら
楽しまれる方、甘茶を楽しまれる方、七千体のダルマを集めた青山記念堂や、
隆景公ゆかりの新高山城より移築した山門(市重文)を見学されるなど、
皆様は一日をゆっくり楽しまれている様子でした。

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桜の木の向こうに見えるのが、新高山城より移築した山門(市重文) 

posted by etchuya at 11:03| 茶の湯歳時記同好会

2018年03月30日

尾道市制施行120周年「浄土寺大茶の湯」のご案内

平成30年は、尾道市制施行120周年にあたります。
国宝の寺・浄土寺(小林暢善住職)では、記念行事として
山内に全13箇所のお茶席を設けて浄土寺大茶の湯を開催致します。
多宝塔(国宝)や阿弥陀堂(国重文)、露滴庵庭園での野点席、
庫裏では、点心席、音の席(歌とピアノのミニコンサート)、
露滴庵拝観(国重文)の特別公開もございます。

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【と き】2018年4月22日(日)午前9:00〜午後3:00
【ところ】国宝の寺 浄土寺 ※駐車場は、尾道生涯学習センターをご利用下さい。
【会 費】3,500円 当日券あり
     ※お茶席10席の内2席、点心席、露滴庵拝観、音の席にお入り頂けます。
     ※各お席は定員になり次第、順次終了となります。

茶券のお申込みはこちら ※前売り券完売しました。Thank you soldout !


【主 催】茶の湯歳時記同好会
【協 力】国宝の寺 浄土寺

▽お茶席のご紹介
 
 多宝塔   濃茶席/薄茶席
 阿弥陀堂  薄茶席/薄茶席
 方丈上の間 薄茶席
 方丈下の間 薄茶席(炉)
 露滴庵庭園 薄茶席(野点)
 書院梅の間 薄茶席(炉)
 書院竹の間 薄茶席
 書院松の間 濃茶席
 庫裏と居間 点心席
 庫裏    音の席 11:00~/13:30~の2公演
 
皆様のお越しを会員一同、こころよりお待ち申し上げます。

茶券のお申込みはこちら  ※前売り券完売しました。Thank you soldout !


茶の湯歳時記同好会
事務局/級z中屋 電話0848-46-0353

尾道市制施行120周年記念行事実行委員会
事務局/尾道市総務部総務課



posted by etchuya at 14:43| 茶会・イベント情報

2018年03月05日

第3回 おのみち国際交流茶会 レビュー

2018年3月4日(日)、尾道の古刹・光明寺(御藤良基住職)において、
第3回目となる、国際交流ボランティア フィーラス華(浜中喜久子会長)
主催、おのみち国際交流茶会が開催されました。

気温も上がり、4月上旬並みのうららかな春の陽気に恵まれました。
ベトナム、タイ、インドネシア、ネパール、オーストラリア他
からたくさん参加され、日本の文化と国際交流を楽しみました。
海外から参加の皆様は、自国の民族衣装を着て参加されたり、初めて
日本の着物を着たりして、世界各国の正装が一同に揃いました。

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まずはお茶席に入って、薄茶のお点前を見ながら、茶会の雰囲気を楽しんで
頂きました。お菓子を頂いてから、お抹茶を頂きます。
抹茶はすでに世界的に知られる日本を代表する飲み物となりました。
お点前座の道具に関しても、とても興味深くご覧になられました。
日本の茶の湯工芸は、世界的にも高く評価されている事が解かります。

お茶席を済まれた方は、次は水屋に移って亭主側を体験してもらいました。
今度は皆さんが茶席を担当し、日本のお客様にお菓子やお茶を運び出しました。
日本と自国の文化の違い、食事の違い、座り方などの所作の違いについて
話し合ったり、笑いあったり、とても和やかな雰囲気です。

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お菓子を運び出す練習の様子。着物がとても良く似合っています。

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バチックを着ているのはインドネシアの男性。
少し緊張ぎみ。お茶を運び出す練習をしています。

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こちらは、アオザイ(ベトナム)を着て、点て出しをしている様子です。
とてもスマートで綺麗な衣装です。


津軽三味線演奏

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本堂では、田岡隷山氏による津軽三味線が披露されました。
会場はいっぱいになって、合いの手や掛け声を入れて、とても好評でした。
田岡氏のトークも、お客さんを和ませて、良いステージでした。



ふたたび、お茶席の水屋へ。

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茶筅でお茶を点てる事は、日本でもなかなか経験できないようで、みなさんは積極的に
挑戦されました。回数を重ねる事に上達して、どんどん楽しくなっていきます。
「茶筅はどのようにして作られますか?」という質問もありました。
色んな国の人々と、様々な感受性。とても素敵な笑顔です。

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今回の国際交流茶会も、主客がともに茶会を創っていくような、一体となった
茶会でした。「茶とおもてなし」を通じて、お互いを尊重し、理解し合おうと
心を働かせるのが、茶の湯の原点かも知れません。
とても大切な「初心」を再確認することができたように思います。

会場を快くご提供頂き準備して下さいました光明寺様、普段より外国人支援活動を
続けられているボランティア・フィーラス華の皆様、津軽三味線の田岡隷山氏
素晴らしい取り合わせでお席を担当して下さいました席主様、お手伝いの皆様、
着物着付け担当の方々、ご参加下さいましたお客様方、海外の皆様に、
こころより感謝申し上げます。



posted by etchuya at 15:08| 茶の湯歳時記同好会